アルバム式人材育成トレーナーの西野 毅です。

社員が自ら動く5つの法則

 

今日は、【法則2】人は「○○○リー」に動かされる

理念・ビジョンをどうすれば

上手く伝わるかを考えてみたいと思います。

 

まず、「理念」とは、経営をする上での基本的価値観、根本の考えです。

 

大企業ならほとんどある理念も、売上10億円以下の企業になると、約半数に減少します。

 

「うちは理念なんかまだ無いよ」という方も、

理念という言語に落とし込むのはすぐには

無理でしょうけど、社長の考えはあると思いますので、

それを社員に伝える必要は有ります。

 

価値観が異なる人たちが集まっているのが

会社なので、根本となる考えがなければ

バラバラの方向に進んでしまいます。

 

また、「ビジョン」とは、将来の構想・展望、

会社が目指す方向性です。

 

会社がどこを目指しているのかが

わからなければ、

将来をしっかり考えている人ほど、

長く勤めようとは思いません。

 

でも、残念ながら理念やビジョンって、

抽象的な言葉で表現されていることが

多いので、よくわかりません。

 

そこで大切なのは、ストーリーに

するということです。

 

箇条書きにするのとストーリーに

するのとでは、なんと、6000倍も

伝わり方が違うそうです。

 

例えば、以前のブログで

お伝えしましたが、日本イーライリリーさん。

 

採用サイトによると、同社の価値観は

“ミラクル”を起こせるような

革新的医薬品を生み出し届けること。

 

「ふ~ん、そうなんや」と思うだけですよね。

「ミラクルってなんやろ~」って。

 

でも、こうすればどうでしょう。

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「ミラクルをちょうだい」

 

1860年代のある年の瀬のこと。

創業間もないイーライリリー薬局の扉を開けた少女は、

そう言いながら小さな手に握りしめていた

わずかなお小遣いを差し出しました。

 

 

聞けば、母親が重い病におかされ、

医者も周囲の大人たちも

「ミラクル(奇跡)だけが頼りだ」と

話していたと言うのです。

 

それは、アメリカ中に南北戦争の嵐が吹き荒れ、

人々の間に迷信やニセ薬が横行していた

時代でもありました。

 

それから約10年を経た1876年、

創業者イーライリリー大佐は

人々にとって真に有用な薬の開発を目指して

インディアナポリスで操業を開始。

 

小さな少女の投げかけた一言の重みを深く胸に刻み、

科学に裏づけられた「ミラクル」を探し求める

イーライリリーの歩みが始まったのでした。

 

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伝わり方がまったく違いますよね。感動します。

 

このように社長ご自身が過去に体験された話を、

理念やビジョンに乗せると、社員に上手く伝わりますよ。

 

特に、過去の写真を使うとその効果は数十倍です。

 

やり方としては、

まず、社長ご自身が生まれた時からの

写真をもとに人生を振り返ってみます。

 

楽しかったこと、

うれしかったこと、

そして辛かったこと。

写真を見ながらだと、色んな記憶が鮮明によみがえります。

そして、この時の体験が今の事業を始めるきっかけになった。

 

そのようにしてストーリーにしていきましょう。

 

そして、社員に語る時も、

1枚1枚の写真を見せながら

話していくと、上手く伝わります。

きっと泣いて聞いてくれる社員もいますよ。

 

その後で製本することもできます。

『私の履歴書』みたいですよね。